2022-01-17 工学部生体医用システム工学科 高木康博研究室「ライトフィールドディスプレイ」

先週に続き、農工大 工学部 生体医用システム工学科の高木康博教授の研究室にお邪魔しているワン。

学生さんの間にあるのは、物体が放つ光線を再現することで、裸眼で3D映像が見られる「ライトフィールドディスプレイ」。
見る人の位置によって異なる角度の画像が見えて、立体的に見えるワン!

ライトフィールドディスプレイは、解像度が低くなってしまうのが課題だけど、こちらの学生さんたちは、8Kディスプレイを使った高解像度のライトフィールドディスプレイを開発したワン。
写真だと3Dなのが伝わりにくいけど、実際に見ると、真ん中の人も、そこにいるかのような存在感があるワン。

コロナ禍で「オンライン帰省」という言葉が生まれたり、オンラインによる授業や会議が増えたりしたけど、やっぱり対面と比べると、映像では表情が読み取りづらいと感じることがあるワン。
まるでそこにいるかのような立体映像だったら、気持ちがもっと伝わりやすくなるワン。

写真2枚目のディスプレイに映った女の子は、ハッケンコウケンが話しかけると、口を開けたり、瞬きしたり、いろんな表情を見せてくれるワン。
実はこの女の子の表情は、奥でパソコンに向かっている学生さんに合わせて変わっているワン。

写真3枚目が、学生さんの見ている方の画面。
ハッケンの前にあるカメラで、学生さんのお顔を撮影し、目や口の形、顔の傾きを見分けているワン。
将来は、女の子のイラストよりも複雑な実際の人の顔でも、同じように表情を変えた3D映像を作れるように研究しているそうだワン。

写真4枚目は、女の子のダンス映像。
3Dなので、飛び出してきそうな躍動感があるワン!
ライトフィールドディスプレイでの表示は、奥行きがある映像だと、より難しいそうだワン。

立体映像技術は、まだまだ普段の生活には馴染みがないないものだけど、研究が進んで、より身近なものになれば、遠隔でのコミュニケーションがしやすくなったり、AIがより自然に付き合いやすいものになったりと、みんなの生活がもっと便利になるんだワン。
高木先生の研究室では、このほかにも、人をサポートする技術や、人の能力を拡張するような技術を研究しているワン。
今回は、写真での紹介だけだったけど、高木先生の研究室のウェブサイトで、立体映像の動画も見られるワン。
気になった人は、ぜひ見てほしいワン!

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