2021-10-15 農学部環境資源科学科 伊豆田猛研究室「都市緑化樹」
#農学部 #環境資源科学科の伊豆田 猛教授の研究室の学生さんが、苗木の葉っぱを機械で挟んでいるワン!
お話を聞いてみると、葉っぱの気孔の開き具合を調べているそう。
そういえば、夏には、ここで学生さんが葉っぱの数を数えているのを見たワン!
どんな研究なのか気になるので、伊豆田先生にお話を聞きに行ったワン。
伊豆田先生の研究室では、植物に対する環境ストレスの影響を研究しているワン。
写真の学生さんが調べていたのは、都市緑化樹の苗木。
都市緑化樹は、街路樹や公園などでよく使われる身近な木で、その中から10種類が研究に使われているワン。
木の種類によって、大気から汚染物質を取り除いてくれる力(大気浄化能力)がどのくらい違うのかを調べ、大気汚染に悩む都市の緑化におすすめの木を見つける研究をしているワン。
木は、葉っぱにある気孔から、光化学オキシダントの主成分であるオゾンを吸ってくれたり、PM2.5のブラックカーボン粒子を葉っぱの表面にくっつけてくれたりしているワン。
木が大気汚染物質を取り除いてくれるなんて、すごいワン!
SDGsの目標の1つにも「住み続けられるまちづくりを」があって、2030 年までに大気の質などの環境上の悪影響を軽減することを目指しているワン。
木によって、大気汚染物質の吸収?吸着による大気浄化能力が違うことはわかっているものの、どんな木が適しているかか、葉っぱの表面のどんな特性がブラックカーボン粒子をくっつける能力に関係しているかなど、まだまだわからないことがたくさん!
オゾンの吸収量は、環境要因から気孔の開き具合を推定し、さらに葉っぱの量(枚数や面積)を計算することで推定するんだワン。
それで学生さんは、気孔の開き具合や葉っぱの枚数を調べていたんだワン!
葉っぱの枚数は、毎月数えているそうだワン。
1枚1枚数えるのは大変だけど、もし数えられないほど大きな木だったら、どうするのかワン?
伊豆田先生の研究室では、苗木だけではなく大きな木も、研究しているワン。
また来週、紹介するのでお楽しみに!
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