2021-12-27 化学物理工学実験「電池の作製とその応用」
#工学部 #化学物理工学科 の2年生の授業「化学物理工学実験」を見学させてもらったワン。
この授業は、化学物理工学科の先生たちが、11のテーマを設定し、学生さんが班ごとに1年かけて、それぞれの実験をするものだワン。
この実験室で行われているのは、化学系の「固液平衡」と「電池の作製とその応用」の2つの実験。
今日は、滝山博志教授が担当する「電池の作製とその応用」を紹介するワン!
写真1枚目、テーブルの上にあるのは「Daniell電池」という化学電池。
透明な液体は、硫酸亜鉛水溶液。
そこに、亜鉛版の電極が入っているワン。
水色の液体は硫酸銅水溶液。
こちらには銅板の電極が入っているワン。
硫酸亜鉛水溶液と硫酸銅水溶液の2つの液体を、混ざらないけど、イオンは通過できるように接触させて、亜鉛電極と銅電極を導線でつなぐと、銅電極から亜鉛電極に電流が流れるワン。
実験の授業の多くは、手順通りに実験をして、あらかじめわかっている結果がきちんと出るかやってみるものだけど、この実験はちょっと特別。
学生さんたちは「溶液の濃度と起電力の関係」を調べるために、どういう装置を使って、どんな実験をするか考えるんだワン。
「起電力」というのは、電流の駆動力。
正極と負極との間の電位差のことで、単位は電圧と同じくボルトだワン。
電極とつないだ緑の機械で、起電力を測っているワン。
まだわからないことを調べる方法を考える力は、「デザイン能力」と呼ばれ、3年生の後半で研究室が決まって、自分の研究を進める際に、必要になる能力。
学生さんたちは、どんな実験方法や実験条件を設定すればいいか、手を動かしながらみんなで意見を出し合って一生懸命考えていたワン。
来週は、「固液平衡」についても紹介するワン。
お楽しみに!
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- 工学部化学物理工学科 滝山博志教授 研究者情報
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